センコーグループホールディングス株式会社

SENKO HOLDINGS
     

CO₂削減の取り組み

センコーグループの脱炭素戦略

脱炭素に向けた考え方

カーボンニュートラルな社会の実現に向けて日本が国際社会に約束した「2030年度にCO₂排出量を2013年度比46%削減」(内、運輸部門35.0%、業務その他51.0%)※1 を達成に貢献するべく、センコーグループは、お客さまや地域社会に貢献する環境パフォーマンスの向上に取り組んでいます。

また、環境先進企業として「環境活動の見える化」を積極的に展開していきます。

※1: 2021年10月22日、地球温暖化対策計画が閣議決定に基づき、日本は、2021年4月に、2030年度において、温室効果ガス46%削減(2013年度比)を目指すこと、更に50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明しました。

戦略1 ~ グループ全体での取り組み

省エネ
複数の大規模拠点でLED照明への切替・空調機器の代替を推進し、さらなる電力エネルギーの効率的・効果的な活用を図っています。

再エネ
センコーグループは、再生可能エネルギーの普及促進に向けた太陽光発電事業を2013年度から開始し、各電力会社へ供給しています。また、グループ内企業への自己託送も行っています。これからも、再生可能エネルギーの活用を加速化させます。

調達のクリーン化
当社グループは、新たな資源使用を減らし、既存資源の再生・再利用を促す「サーキュラー・エコノミー」を目指した取り組みを展開しています。
例えば物流センターでは、貨物固定用の使用済ストレッチフィルムをこれまで産業廃棄物として排出していましたが、再生加工業者さまとの共同取り組みで100%再生ゴミ袋として再生し、循環利用しています。

戦略2 ~ 物流事業での「脱炭素」

自社の輸送設備、物流拠点のグリーン化
電気トラックやハイブリッドトラックなどCO₂・NOx排出が少ない環境配慮トラックの導入を推進しています。黒煙・硫黄酸化物排出なしの環境メリットを生かし、お客さまからの低炭素輸送に対する要望に応えています。

モーダルシフトの推進
当社グループは環境負荷を低減する「グリーン物流」をいち早く提唱し推進しています。鉄道・海上輸送を組み合わせたモーダルシフト、トラックの大型化の推進、物流の拠点集約など、脱炭素社会の実現に向けた取り組みは高い評価を受けています。

リスク分析と事業へのフィードバック
2022年度からのプライム市場移行に伴いTCFDに基づく気候変動に関連する情報を開示しています。同じく2022年度には、サステナブル推進部発足とともにマテリアリティを開示しています。

戦略1・戦略2を合わせ、物流セグメントでの戦略的投資とサービス自体の脱炭素を計画的に進めてまいります。

目標と取り組み実績

センコーグループでは、事業活動で発生するエネルギー使用量及びCO₂排出量を把握し、その結果を環境保護活動に反映させています。2022年度に開始した5カ年の中期経営計画では、陸運事業のCO₂排出原単位※1を主要指標とし、2020年度比10%削減を2026年度目標に戦略投資等の実行によりカーボンニュートラルの実現に向けた環境対策活動を推進し、事業の持続的な成長の実現を目指しています。

※1:陸運事業のCO₂排出原単位 :物流事業セグメントにおいて、「国内物流」「冷凍冷蔵物流」「その他物流」に属する事業会社のCO₂排出総量を把握し、同事業会社の直営売上高合計で除した値

CO2削減活動実績

1. CO₂排出量(国内陸運事業)※1

単位 2020年度 2021年度 2022年度 ※2 ・・・・ 2026年度目標
CO₂排出量 t-CO₂ 245,179 271,439 268,288 ・・・・ ----- ※3
売上高100万円当たりCO₂排出量 t-CO₂/百万円 1.01 1.05 0.98 ・・・・ 0.91
  1. ※1:Scope1+Scope2計
  2. ※2:2022年度より、セグメント区分・集計方法を変更、これに伴い陸運事業・CO₂排出原単位を再定義したため、過年度の数値を再精査
  3. ※3:2026年度のCO₂排出目標量は、現時点未算定

2.再生可能エネルギー太陽光発電実績

単位 2020年度 2021年度 2022年度
太陽光発電量 ※4 MWh 18,502 18,990 22,158
  1. ※4:国内自社拠点の太陽光発電量をカウント

3.CO₂削減実績

単位 2022年度 構成率
Scope1(省燃料) t-CO₂ 2,100 51.7%
Scope2(省電力) t-CO₂ 1,670 41.1%
Scope3(循環型社会) 
※5
t-CO₂ 295 7.3%
合計 t-CO₂ 4,065 100.0%
  1. ※5:再利用・再生することで資源を循環させ、環境への負荷を低減する活動

4.グリーン物流 モーダルシフト率 ※6

単位 2022年度
センコー㈱ % 64.7
  1. ※6:モーダルシフト率=500㎞以上の鉄道・船舶輸送÷500㎞以上の全輸送量

5.環境配慮車両保有比率

単位 2022年度
低炭素ディーゼル車 ※8 5,715
ハイブリッド車 121
天然ガス車 37
電気自動車 11
環境車両 合計 5,884
全営業車保有台数 6,378
全車に占める環境車両の割合 % 92.3%
  1. ※8:低炭素ディーゼル車:新長期規制、ポスト新長期規制、ポスト・ポスト新長期規制適合車

環境指標と目標

1.センコーグループCO₂排出源内訳

INPUT OUTPUT
燃料使用量 ※1
kL
電力使用量
MWh
Scope1
t-CO₂
Scope2
t-CO₂
合計
t-CO₂
センコーグループ全体 ※2 129,212 210,744 347,622 87,518 435,140
  1. ※1:燃料使用量は原油(kL)換算
  2. ※2:センコーグループ全体とは、センコー㈱を含んだ日本国内連結対象企業を指します。

2.センコーグループCO₂排出量 年次推移 ※3

単位 2020年度 2021年度 2022年度
センコーグループ全体 t-CO₂ 420,648 435,140
CO₂排出原単位 t-CO₂/100万円 0.86 0.79
うち陸運事業 t-CO₂ 245,179 271,439 268,288
CO₂排出原単位 t-CO₂/100万円 1.01 1.05 0.98
  1. ※3:2022年度より、セグメント区分・集計方法を変更、これに伴い陸運事業・CO₂排出原単位を再定義したため、過年度の数値を再精査

3.2022年度 CO₂排出削減目標と実績(t-CO₂)

CO₂削減目標 実績 達成率
4,000 4,065 102%

4.2022年度 重点実施項目と削減量(t-CO₂)

重点実施項目 CO₂削減量(t)
Scope1 省燃料 ①省エネ対応車輌代替推進 ②環境優良リフト代替推進 ③その他 環境対応設備導入 2,100
Scope2 省電力 ①新電力会社切替/料金改定 ②省エネ設備切替(LED/空調) ③太陽光再生エネルギー活用 1,670
Scope3 循環型社会 ①木製パレット廃棄リサイクル ②更生タイヤ活用推進 295
合 計 4,065

5.グリーン物流の提案とCO₂排出量削減効果

2022年度
モーダルシフト、拠点集約、共同輸配送、車両の大型化など顧客へ
物流システムの改善提案を行ったことによりCO₂排出量を削減した効果
成約件数
CO₂削減量
t-CO₂
42 1,270

中期経営5カ年計画での環境目標

中期経営5カ年計画(SIP21)に基づき、2017年度から下記の環境目標を掲げて活動を推進しています。

第6期 環境マスタープラン(2017~2021年度)の考え方

日本が国際社会に約束した「2030年度にCO₂排出量を2013年度比27.4%削減(運輸、物流部門)」を達成する上で、センコーグループは、お客様や地域社会に貢献する環境パフォーマンスの向上を目指し、物流を中心にした事業活動に沿って「環境活動の見える化」を積極展開することで、「環境先進企業集団」を実現します。

2021年度までの環境目標(2016年度比)1 CO2削減に関する活動 中期経営5カ年計画のCO2削減目標として、5年間で8,310トン(年次1,662トン)以上を目指す。 ●貨物輸送量(トンキロ)あたり燃料使用量:9%削減(エコドライブシステムなどの先端機器導入を推進) ●売上高あたりエネルギー使用量:9%削減(LEDなど高効率照明や最新空調機器など環境投資の推進) 2 エネルギーミックスによる化石燃料の使用削減 ●トラック:平成28年排出ガス規制車両の100%導入 ●渉外車:HVの100%導入 ●CNG車の大型トラック:5台、4トントラック代替車10%推進 ●リフト:オフロード法2014年排出規制適合車への代替促進 3 廃棄物リサイクルの向上 ●産業廃棄物排出量を年次2%削減、有価リサイクル総量年次2%向上 4 お客様や社会に貢献する環境活動 ●グリーン物流(モーダルシフト)の提案件数:前年度比20%増 ●500km以上輸送のモーダルシフト率:63%以上 CO2削減に関する活動 中期経営5カ年計画の目標 年平均1,662トン以上削減 最終目標削減量  26,802t-CO2 目標(2013年度比27.4%削減) 2021年度までの環境目標(2016年度比)1 CO2削減に関する活動 中期経営5カ年計画のCO2削減目標として、5年間で8,310トン(年次1,662トン)以上を目指す。 ●貨物輸送量(トンキロ)あたり燃料使用量:9%削減(エコドライブシステムなどの先端機器導入を推進) ●売上高あたりエネルギー使用量:9%削減(LEDなど高効率照明や最新空調機器など環境投資の推進) 2 エネルギーミックスによる化石燃料の使用削減 ●トラック:平成28年排出ガス規制車両の100%導入 ●渉外車:HVの100%導入 ●CNG車の大型トラック:5台、4トントラック代替車10%推進 ●リフト:オフロード法2014年排出規制適合車への代替促進 3 廃棄物リサイクルの向上 ●産業廃棄物排出量を年次2%削減、有価リサイクル総量年次2%向上 4 お客様や社会に貢献する環境活動 ●グリーン物流(モーダルシフト)の提案件数:前年度比20%増 ●500km以上輸送のモーダルシフト率:63%以上 CO2削減に関する活動 中期経営5カ年計画の目標 年平均1,662トン以上削減 最終目標削減量  26,802t-CO2 目標(2013年度比27.4%削減)

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