センコーグループホールディングス株式会社

SENKO HOLDINGS
     

カーボンニュートラルに向けて

カーボンニュートラル宣言

センコーグループは、世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えた持続可能な社会を構築するために、企業として果たすべき役割があると考え、当社グループが主体的に取り組むべきScope1+2について、2050年にカーボンニュートラルを目指すことを2024年5月、取締役会にて決議しました。

カーボンニュートラル戦略

当社グループのGHG排出量削減(Scope1+2)戦略、指標と目標

本中期経営計画期間中、当社グループは主軸である陸運事業におけるCO₂排出原単位の削減※1を指標とし、2020年度対比10%削減を2026年度までに達成することを目指し実行しています。多岐にわたり事業展開している当社グループ全体での目標を掲げることが重要と考え、上述の指標に加え、グループとしてGHG排出削減量に関する中長期目標を2024年5月開催の取締役会において決議し、達成に向けたロードマップを策定しました。2022年度を基準年度とし、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた中間目標としてScope1+2の排出量を2030年度に35%削減、2035年度に55%削減することを目指します。なお、M&Aなどによりバウンダリに変更が生じた場合には、基準年度の排出量についても適宜、遡及し開示することを予定しています。

なお、2022年度末時点での当社グループ企業の基準年度(2022年度)GHG排出量は47.7万t-CO₂、と算定しています。
2023年度は長崎運送株式会社、株式会社オーナミなどが新たに連結対象となったため基準年度の数値を見直し、今後公表する統合報告書や本ウェブサイトにて開示予定です。

2022年度末時点での当社グループ企業の2023年度排出実績は約46.6万t-CO₂(概算値)です。
今後精査の上、グループ全体の排出実績値とともに本ウェブサイトにて開示予定です。

※1:陸運事業のCO₂排出原単位 :物流事業セグメントにおいて、「国内物流」「冷凍冷蔵物流」「その他物流」に属する事業会社のCO₂排出総量を把握し、同事業会社の直営売上高合計で除した値

GHG排出量 削減目標(Scope1+2)

物流事業を基盤とする当社グループのGHG排出削減は、車両や船舶、燃料などの環境対応技術の商用化や普及動向に拠るところが大きいのが現状です。しかしながら、他社との連携や実証実験への参画や提言、当社グループのカーボンニュートラルに寄与する可能性のある技術を有する企業への出資など、当社の多様な資産を有効活用し、様々な挑戦と検証を行ってまいります。その上で当社グループにとり最適な技術を見極め、車両や船舶のエネルギー源を本格転換し、当社グループひいては物流業界の脱炭素化推進の実現に貢献することを目指します。また、再生可能エネルギー電力の調達や購入、省エネ設備や機器の導入や転換を引き続き推進します。
目標や施策、かかる投資などについては、最新情報を収集の上、今後とも適切な検討や見直しを行っていきます。

カーボンニュートラル実現に向けたロードマップ
GHG排出割合(Scope1+2)

取り組み実績

センコーグループでは、事業活動で発生するエネルギー使用量及びCO₂排出量を把握し、その結果を環境保護活動に反映させています。2022年度に開始した5カ年の中期経営計画では、陸運事業のCO₂排出原単位※1を主要指標とし、2020年度比10%削減を2026年度目標に戦略投資等の実行によりカーボンニュートラルの実現に向けた環境対策活動を推進し、事業の持続的な成長の実現を目指しています。

※1:陸運事業のCO₂排出原単位 :物流事業セグメントにおいて、「国内物流」「冷凍冷蔵物流」「その他物流」に属する事業会社のCO₂排出総量を把握し、同事業会社の直営売上高合計で除した値

1. 陸運事業のCO₂排出原単位※1

単位 2020年度 2021年度 2022年度 ※2 ・・・・ 2026年度目標
CO₂排出量 t-CO₂ 245,179 271,439 268,288 ・・・・ ----- ※3
売上高100万円当たりCO₂排出量 t-CO₂/百万円 1.01 1.05 0.98 ・・・・ 0.91
  1. ※1:Scope1+Scope2計
  2. ※2:2022年度より、セグメント区分・集計方法を変更、これに伴い陸運事業・CO₂排出原単位を再定義したため、過年度の数値を再精査
  3. ※3:2026年度のCO₂排出目標量は、現時点未算定

2. 再生可能エネルギー太陽光発電実績

単位 2020年度 2021年度 2022年度
太陽光発電量 ※4 MWh 18,502 18,990 22,158
  1. ※4:国内自社拠点の太陽光発電量をカウント

3. CO₂削減実績

単位 2022年度 構成率
Scope1(省燃料) t-CO₂ 2,100 51.7%
Scope2(省電力) t-CO₂ 1,670 41.1%
Scope3(循環型社会) 
※5
t-CO₂ 295 7.3%
合計 t-CO₂ 4,065 100.0%
  1. ※5:再利用・再生することで資源を循環させ、環境への負荷を低減する活動

4. グリーン物流 モーダルシフト率 ※6

単位 2022年度
センコー㈱ % 64.7
  1. ※6:モーダルシフト率=500㎞以上の鉄道・船舶輸送÷500㎞以上の全輸送量

5. 環境配慮車両保有比率

単位 2022年度
低炭素ディーゼル車 ※7 5,715
ハイブリッド車 121
天然ガス車 37
電気自動車 11
環境車両 合計 5,884
全営業車保有台数 6,378
全車に占める環境車両の割合 % 92.3%
  1. ※7:低炭素ディーゼル車:新長期規制、ポスト新長期規制、ポスト・ポスト新長期規制適合車

6. センコーグループCO₂排出源内訳

INPUT OUTPUT
燃料使用量 ※8
kL
電力使用量
MWh
Scope1
t-CO₂
Scope2
t-CO₂
合計
t-CO₂
センコーグループ全体 ※9 129,212 210,744 347,622 87,518 435,140
  1. ※8:燃料使用量は原油(kL)換算
  2. ※9:センコーグループ全体とは、センコー㈱を含んだ日本国内連結対象企業を指します。

7. センコーグループCO₂排出量 年次推移 ※10

単位 2020年度 2021年度 2022年度
センコーグループ全体 t-CO₂ 420,648 435,140
CO₂排出原単位 t-CO₂/100万円 0.86 0.79
うち陸運事業 t-CO₂ 245,179 271,439 268,288
CO₂排出原単位 t-CO₂/100万円 1.01 1.05 0.98
  1. ※10:2022年度より、セグメント区分・集計方法を変更、これに伴い陸運事業・CO₂排出原単位を再定義したため、過年度の数値を再精査

8. 2022年度 CO₂排出削減目標と実績(t-CO₂)

CO₂削減目標 実績 達成率
4,000 4,065 102%

9. 2022年度 重点実施項目と削減量(t-CO₂)

重点実施項目 CO₂削減量(t)
Scope1 省燃料 ①省エネ対応車輌代替推進 ②環境優良リフト代替推進 ③その他 環境対応設備導入 2,100
Scope2 省電力 ①新電力会社切替/料金改定 ②省エネ設備切替(LED/空調) ③太陽光再生エネルギー活用 1,670
Scope3 循環型社会 ①木製パレット廃棄リサイクル ②更生タイヤ活用推進 295
合 計 4,065

10. グリーン物流の提案とCO₂排出量削減効果

2022年度
モーダルシフト、拠点集約、共同輸配送、車両の大型化など顧客へ
物流システムの改善提案を行ったことによりCO₂排出量を削減した効果
成約件数
CO₂削減量
t-CO₂
42 1,270

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