センコーグループホールディングス株式会社

SENKO HOLDINGS
     

健康管理体制

健康経営宣言

センコーグループホールディングスでは、中期経営計画の重要課題の1つに“ESG+H(健康)経営への取り組み”を掲げ、持続可能な環境・社会の実現に貢献し、グループの持続的な成長を目指しています。従業員の健康を増進することは、円滑な事業活動の推進に欠かせないとの考えのもと、健康経営を推進しています。

ESG+H マテリアリティ(重要課題)

持続可能なつながり

  • 環境(Environment)
    • 気候変動対策
    • 循環経済
  • 社会(Social/Safety)
    • ダイバーシティ
      及びインクルージョン
    • 安全確保
    • 責任ある調達体制
  • ガバナンス(Governance)
    • リスクマネジメント
    • コンプライアンス
    • 情報開示
  • 健康(Health)
    • 感染症対策
    • 従業員の心身の
      健康管理

健康経営を推進する上で、センコーグループの「健康経営」の価値観・方針を共有し、グループを挙げて健康活動を推進するために、2017年に「センコーグループ健康経営宣言」を公表しました。この健康経営宣言には、従業員が健康で楽しく働くことはもちろん、会社生活を終えた後も、生涯を通じて元気で幸せな生活を送ってほしいという願いが込められています。

センコーグループ健康経営宣言

推進体制

健康経営の戦略

  1. 健康経営の取り組み方針

    当社は健康経営を通じて、従業員一人ひとりが心と身体の健康を増進し、個性を活かしながら、パフォーマンスを発揮できる状態をつくることを目指しています。

    健康経営を推進することで「従業員のヘルスリテラシーの向上」「健康保険料負担の軽減」「プレゼンティーイズム・アブセンティーイズムの改善」「ワークエンゲージメントの向上」を図ります。

    健康経営のアウトカム指標として、ワークエンゲージメント・喫煙率・運動習慣率等について数値目標を定め、定期的に評価・改善をすることで、健康経営のPDCAサイクルを推進していきます。

  2. 健康経営の重点課題

    当社は健康診断データやストレスチェック集団分析結果等から、重点的に取り組むべき課題を以下の通り定め、実施しています。

    1. 1.ヘルスリテラシーの向上
      • ラインケアセミナーの開催
      • 女性セミナーの開催
      • 生活習慣病予防セミナーの開催
    2. 2.心と身体の健康保持増進
      • 各エリアで計画した健康増進活動の実施
    3. 3.ワークエンゲージメントの向上
      • セルフケアセミナーの開催
        (eラーニング実施・看護職の講話)
      • 職場環境改善勉強会の実施
      • 職場環境改善活動の実施
    4. 4.健康管理体制の強化
      • コラボヘルス推進
      • 看護職教育の実施
      • 健康推進担当者の教育
        (健康経営アドバイザー取得の義務付け)
  3. 健康経営戦略マップ

    当社では、健康経営で解決したい経営課題、従業員の健康課題、具体的な取り組みの繋がりを図示した健康経営戦略マップを作成しています。

健康経営の具体的な取り組み

  1. 各種セミナーの開催

    毎年、女性セミナー、生活習慣病セミナー、ラインケアセミナー等、様々なセミナーを開催しています。

    集合型だけでなく動画配信型のセミナーも開催し、より多くの人が参加しています。

  2. 健康管理システムによるヘルスデータの一元管理

    クラウド型の健康管理システムを導入し、健康診断結果だけでなく、ストレスチェック、面談記録や産業医の意見書など、あらゆるヘルスデータの一元管理をしています。ヘルスデータの集計作業、看護職間の情報共有、オンライン面談等、スムーズに業務を行う事ができています。

    個人用ページでは、従業員が健康診断やストレスチェックの結果をいつでも確認することができるため、ヘルスリテラシーの向上につながっていると考えます。

  3. 健康増進活動の実施

    センコーグループでは各社・各部支店ごとに、毎年、健康増進活動を計画し実施しています。

    健康増進活動とは、スポーツ活動だけでなく文化活動も含まれ、心身の健康増進に役立てることを目的としています。ウォーキングやボウリング、ゴルフ、バレーボール・テニスなどのスポーツイベントが人気ですが、地引網やプロギング(ごみ拾いしながらジョギング)、陶芸体験など、面白い企画も多くあり、コミュニケーションの活性化にも繋がっています。

    健康増進活動の実施
  4. 専門職による健康管理体制の構築

    全国の事業所に産業看護職を計28名(2024年7月現在)配置し、専門的な健康指導や従業員の心身のサポートを行っています。 健康診断結果のフォローやメンタルヘルスの相談にも個別で対応し、従業員一人ひとりが心と身体の健康を増進し、個性を活かしながら、パフォーマンスを発揮できる状態をつくるためのサポーターとなっています。健康管理システムを活用することで、グループ全従業員に対し、同レベルでの健康管理ができるようになりました。

    定期的に定例会や研鑽会を開催し、講師を招き産業保健に関する知識修得の場を設けたり、情報交換や事例検討を通して看護職のレベル向上を図っています。

    また、2020年からグループ全体のアドバイザーとして産業医を招き、施策へのアドバイスを頂くことで、より実効可能な健康経営推進が可能となりました。

健康経営の取り組みによる効果

  1. 健康課題の改善

    健康保険組合の医療費データによると生活習慣病によるものが45%を占めており、特定健診保健指導対象者も年々増加傾向にあるため、当社では生活習慣病対策に力をいれています。毎年実施している生活習慣病予防セミナーでは、生活習慣病予備軍に対してセミナー受講を義務付けています。生活習慣病という同じテーマですが、食生活や運動習慣・睡眠等、様々な切り口からアプローチし、同じ内容にならないよう毎年工夫しています。

    2023年度のセミナーでは、「生活習慣病という言葉や生活習慣改善の必要性は分かっていたが、改めて見直す機会になった」、「目標を立てて改善したい」などヘルスリテラシーの向上がわかる意見が多く上がりました。受講後の満足度調査(リッカート尺度 )でも5点満点中4.6点と高い結果となりました。

    プレゼンティーイズムの個人損失率を見ると、2022年は9.2%、2023年は9.7%、とコロナ禍の影響もあり悪化していますが、生活習慣病予防対策は将来的にプレゼンティーイズムの改善にもつながるものと考えています。

  2. 女性特有の健康課題に対する効果

    健康経営で解決したい健康課題である「ワークエンゲージメントの向上」「アブセンティーイズム・プレゼンティーイズムの改善」には、女性特有の健康問題に対する理解度の向上が欠かせません。女性従業員の女性疾病の理解度向上、管理職による支援の向上は重要課題です。

    女性が安心して意欲的に働き、活躍できる職場環境の整備のためには、管理職だけではなく男性従業員も女性の健康問題を理解する必要があると考えます。このことから、性別や役職を問わずセンコーグループ全従業員を対象に、「正しく学ぼう!女性の健康セミナー」をeラーニングで実施しています。セミナーの内容は、2021年に作成した“女性の健康5ヶ年計画”に沿って企画し、毎回ひとつのテーマに絞った内容の動画を独自で作成し発信しています。

    2023年度は更年期をテーマに取り上げました。再生回数1,410回のうち、女性と男性の受講比率はほぼ同じだったことから、男性が他人事だと思わず積極的に受講していることが分かります。年代別では、更年期というテーマだったため、40代~50代の受講者が一番多く、ミドル層の関心度の高さが結果に表れています。また受講前後にアンケート調査を実施し、ヘルスリテラシーの変化を調べると、全項目で正解率が上がりヘルスリテラシーの向上が確認できました。(受講前4.2点 ⇒ 受講後4.5点 / 5点満点)

    また、センコーグループでは「女性特有疾患相談窓口」を開設しています。女性特有の健康課題に対する適切なケアを実施し、健康面から支援することで女性が活躍できる環境づくりを目的に、女性健康管理担当統括産業医監修のもと、センコーグループの従業員なら誰でも気軽に相談できる窓口を設けています。

健康経営の取り組みの発信と外部評価

  1. サプライチェーン支援

    センコーグループは健康経営を推進しています。この健康経営の輪をセンコーグループのサプライチェーンにも拡大すべく、健康経営の推進において新たなパートナーシップを構築し、連携・協力をすすめる活動をしています。

    現在4社と健康経営パートナーシップを結び、両社従業員のウェルビーイング実現に取り組んでいます。

    支援内容としては、当社の健康経営活動の紹介だけでなく、健康経営パートナーシップを構築した各社が健康経営を始めるにあたり何から始めたら良いか等、具体的なアドバイスをしています。

    健康増進活動の実施 健康増進活動の実施

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